写真の保存性実験 70話
明日は書の歴史の講義を3本見てレポート。そして実験はトタン膠(うさぎの膠)と木綿のキャンバス。これに写真感光材と膠湯煎して溶かし混ぜる。塗布して乾燥させ感光させる。本来ならpH調整剤と防腐剤を入れるレシピだが、ここでも何も入れないという私の考えを優先させたい。本当に腐るなら入れればいいが、防腐剤を入れた所で数年しか効かないのなら論外だ。
でも多くの問題がある。感光しなかったエマルジョンは洗い流す必要がある。未乾燥で焼き付けするのか、支持体に膠を塗布して乾燥させ、その上に感光液を塗布し、露光、水洗、定着をして再度膠を上からコーティングの方法になるかもしれない。
まだ多くの工程を省略した簡易バージョン。そういう方が案外うまくいくんやけどな。
膠のpH6.6-6.7 主成分ゼラチンの動物性たんぱく質 濃度10%の膠水
不二子はん大学院は面白い。こここそおれ様の居場所だ。初期の写真家の様に博士が撮る写真はまた違うもんだ。これから楽しくなるで。ええことや。楽しそうな目してはるわ!