さいごの田植え
きょうは7月12日。無知と言うものは恐ろしいものでこの地区でいま田植えをするのは遅いと感じる方がほとんどではないだろうか。
社会的に形成される思い込みは決して科学的な事ばかりではないと考える必要がある。農業における慣習や常識が、実際のデータや地域の特性を無視して形成される場合があることを示唆している。農業だけでなく、このことが私がいつも感じる最大の考え事かもしれない。
昨年は7月2日に植えた田んぼの収穫量が全圃場の中で最高であった。ことしは意識的に7月盆に田植えを想定して実験。しかし根拠はあります。この地区では昔タバコ栽培などが行われていました。その頃には7月になるまで田植えを終わればいいと言われていました。甲佐地区は7月盆頃まで大丈夫だと言われています。海沿いの干拓地などは8月盆まで大丈夫です。そしてこの温暖化。このエリアは7月盆までいい気象条件になって来ました。その結果が昨年の例です。その上で実証したいのが今年の田植えです。以上。