土壌菌培養

土壌微生物に着目し、実行したのは昨年のかぼちゃ栽培であった。
これまで実験して来た事を振り返ると、有機肥料だけで栽培しても化学肥料だけで栽培しても思わしくない成長と収量である事があった。

確かに大量の有機肥料を入れると収穫量は増えるが、窒素があまりに多くて味が美味しいとは素直に言えないものが出来る。適正投入量が必要だが、それでも私には疑問が付きまとっていた。
それはどうして毎回毎年、これだけの量の肥料が必要なのかと。
有機質の肥料は分解速度が遅くて5年以上かかる場合が多い。毎年入れるならそれは過剰のはずだ。それにこの肥料の菌類は土着菌ではない。と言う事は定着する率は低いはずだ。
 また土壌菌の多様性も失われつつあると聞く。
 
さて、土壌菌はいくつかに分類される。
ひとつはバクテリアである細菌、次が放線菌、糸状菌、藻類とある。 

昨年私は無施肥かぼちゃの栽培を観察していたが、これでは生育は難しいと判断し、ペレット鶏糞を撒いた。そしてこれは菌類が土壌に足りないのだと判断し、土壌菌培養液を制作。
2種間ほど発酵したのでかぼちゃに散布。
結果は十分な品質のかぼちゃが収穫出来た。
 
次に私が着目しているのは鉄バクテリアだ。
鉄バクテリアは農業でも利用でき、水中のリンを吸着してリン酸肥沃度を高めるとある
幸い試験場の川には鉄バクテリアのコロニーが大量に存在している。
私は、この鉄バクテリアを土壌菌培養容器に入れ、現在様子を見ている。
 
















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