第11章 死 518話

大切な人が不慮の事故で亡くなる。人生とは儚いものだ。

しかしよしろうはんが言うにはそれも意味があると言う。

よしろうはんかていつ死ぬかわからない。彼はいつもその事を考えていた。

死んだらどうなる。その答えは小学生の彼はすでに定義していた。

「死んでも我あり」 

なんやの?よしろうはん。死んだらどなんなるえ?

それ、不二子はんが一番良く知ってるやろ。

へー

そういう事か?

そういう事や。

死んでもうちの意識はあったで。

そういう事や。

よしろうはんは静かに田んぼを見ていた。 

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