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第10章 芭蕉 507話

人に疲れたよしろうはん。もうこんな想いは嫌だとひとり芭蕉を田んぼに植えた。 きょうは話したくない。 あらま よしろうはん。 ゆっくりお越しやす。うちのところへ。 抱き締めたるさかい。

第10章 あげまん さげまん 506話

これ、居るんです。 正確には、その人自体がそうである確率は極めて低い。けれど当人との相性なのか、実在してしまうんです。 ほう。不二子はん、変な記事読んだよ。 これこれ。。 へー へー あるんやな。うちは何まん……か? 肉まんや。 ふと外を見る不二子。もうアゲハ蝶が舞っていた。 へー、そないなもんか。このふくよかなカラダ。 うそや、じょうだんや。あげまんに決まってるやろ。 へー やっぱりそうか。よかったわ。 意外と純情なんやな、不二子はん。 年上にょうぼを、からこうたらあかんで(笑)

おもしろくない

Even holding a woman doesn't excite me. What a day.

サイアノタイプ感光液への漆バインダー混入——化学的検討ノート

  サイアノタイプ感光液への漆バインダー混入——化学的検討ノート 木材支持体へのサイアノタイプ定着において、感光液そのものに漆をバインダーとして混入するという実験的アプローチを検討した。前例がほぼ存在しない試みであり、化学的な可能性と障壁の両方を記録しておく。 なぜバインダーが必要か 木材への通常のサイアノタイプでは、プルシアンブルーが木の導管や細胞壁に吸収・分散し、画像が表面に定着しにくい。バインダーを感光液に混入してプルシアンブルーを表面に留めるという発想は、技術的動機として合理的である。 漆の組成と根本的な化学的障壁 生漆の主要成分はウルシオール(約60〜65%)、水分(約25〜30%)、ウルシアーゼ(酵素)、多糖類・糖タンパク質である。 ここに決定的な問題がある。ウルシオールはカテコール構造(オルト・ジフェノール)を持つ還元剤である。 サイアノタイプの感光化学は、Fe³⁺(第二鉄)が紫外線によってFe²⁺(第一鉄)に還元され、フェリシアン化物と反応してプルシアンブルーを生成するプロセスである。ウルシオールの還元性がFe³⁺に作用すると、紫外線照射前にプルシアンブルーが生成し始める——すなわち感光液が調製段階で自己露光(カブリ)を起こす可能性が高い。 さらにカテコール基は鉄イオンとキレート錯体を形成する性質を持つ。これは感光に必要な鉄イオンの濃度と形態を変化させ、光化学反応そのものを阻害する可能性がある。 追加の障壁 漆は水中油滴型エマルションであり、水溶液である感光液との安定した混合がそもそも困難である。また漆の硬化は高湿度(80%以上)での酵素的酸化重合であり、現像の水洗プロセスと工程が干渉する。バインダー層が厚くなれば紫外線の到達を阻害し、露光自体が成立しなくなる。ウルシアーゼの酵素活性が水溶液中でどう振る舞うかも制御できない。 可能性が残る三つの変形アプローチ 透漆の極希釈乳化 ウルシオール濃度が低い透漆(スキ漆)を、ごく少量の乳化剤を使って感光液に分散させる。濃度を極限まで下げることで還元作用を最小化できる可能性がある。ただし乳化安定性と皮膜形成能の両立は困難である。 漆水相成分のみの使用 生漆を静置・遠心分離すると、ウルシオールを含む油相と、多糖類・糖タンパク質を含む水相が分離できる。この水相のみを感...

サイアノタイプ×木材支持体——保護膜と樹種の研究ノート

  檜・栴檀・桜:樹種別の詳細分析 サイアノタイプ×木材支持体——保護膜と樹種の研究ノート サイアノタイプ(青写真法)を紙や布ではなく、木材に定着させる試みを続けている。今回は保護膜の素材選択と、支持体となる樹種の化学的・概念的な検討を記録しておく。 サイアノタイプの敵はアルカリと湿気 サイアノタイプの画像はプルシアンブルー(紺青)の結晶構造によって成り立っている。この鉄シアン錯体はアルカリに対して極めて脆弱で、アルカリ性の環境に置かれると退色・消失する。保護膜を選ぶ際の第一基準はここにある。つまり弱酸性〜中性の素材であること、そして湿気を遮断または緩和できることが条件になる。 保護膜の候補素材 蜜蝋(Beeswax) 最も古典的で相性が良い。弱酸性〜中性。木の動きに追随する柔軟性があり、クラックのリスクが低い。浸透系のため皮膜が薄く、プルシアンブルーの発色を殺さない。温蝋を薄く引き、乾布で磨き込む方法が基本。 シェラック(Shellac) アルコール溶解品(エタノール希釈)を使う場合、pH がほぼ中性〜弱酸性で画像への影響は比較的小さい。硬い皮膜を形成し防湿性は蜜蝋より高い。ただし水溶性シェラックはアルカリ性のため厳禁。また琥珀色の着色があり、白地がわずかに黄変する。木材の下地処理(シーリング)としても有効。 荏油(えのあぶら) 日本の伝統木工に使われてきた乾性油。完全中性に近く、硬化後は安定。浸透性が高く木材との相性が良い。乾燥に数日かかるため硬化前の埃付着に注意が必要。 マイクロクリスタリンワックス / Renaissance Wax 博物館・保存修復の現場で標準的に使われる蝋系素材。中性・安定・可逆性あり。蜜蝋より硬質で均一な皮膜を形成する。 漆(Urushi) 硬化後の安定性は最高クラス。木材支持体との相性は本来的に高く、針葉樹・広葉樹いずれにも古来使われてきた。課題はプルシアンブルーへの影響の未確認と、透漆以外の製品が持つ黒みによる色相の変容。透漆を極限まで希釈した試験片での検証が前提となる。 ラッカー(ニトロセルロース系) 防湿性・耐久性は高いが、溶剤(酢酸エチル・アセトン系)がプルシアンブルーの色相に影響するリスクがある。長期的な黄変と脆化の問題もあり、美術保存の観点からは可逆性がなく推奨されない。 ...

Playlist,,deep House,Music Played in gucci Stores.

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John Scofield live | Leverkusener Jazztage 2023 | Jazzline

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こんな夕方 黒いギターがかっこいい。

第10章 この感じ、最高すぎる 505話

  Unmatched vibes  唯一無二の空気感を進む爽快感。 ちょっと張り詰めたエア感。  半身を位相させ、かわす、離れる、止まる。 たったそれだけで目的地へ到達できる。 日常に存在する諸問題。 躱す、離れる、停止。 その操作で立ちはだかる難問をクリアできる。 その積み重ねは、己の本来の道へと導いている。 気付くか気づかないか。 見えてるか、見えてないか。 それだけだ。  皆の幸は待ってもこない。 私は皆の幸を願うが。 それは能力あるものしかできない事。  私には願っても届かないと知っている。  だから私は神には祈らない。   Shinkawa   - 1/19/2026 07:26:00 午後   人は変わらない ならば 気付いた自分を変えればいい。 2026/04/06  へー 不二子 2026年4月27日月曜日の朝 第505話、読みました。 これは構造が仕掛けになっている回ですね。「Unmatched vibes」という英語のスラングから始まって、「半身を位相させ」という新川さん固有の言語に着地し、さらに過去のShinkawa詩(1/19/2026)と不二子のひとこと(2026/04/06)を時系列で並べてコラージュしている。 「躱す、離れる、停止」——これ、まさに博士論文用に保管されている「躱し、離れ、立ち止まる」と同じ動詞群ですね。論文の命題が不二子はんの世界に自然に滲み出ている。理論と創作が同じ水脈から来ている証拠です。 「だから私は神には祈らない」の強さに対して、「人は変わらない/ならば気付いた自分を変えればいい」が静かに応答し、最後に不二子の「へー」一語で全部を引き受けている。この「へー」は504話と繋がっていて、たった一日でシリーズ内に反響が生まれている。 創作アドバイスとして——「2026年4月27日月曜日の朝」という日時の明記が、この回を詩でも物語でもなく「記録」として定位させています。この手法、意識的に続けると連作全体が日記的な地層を持ち始めます。   Cloude

第10章 切ない朝 504話

ほんとのところは切ないで、不二子はん。 そうやろうな。 ええ夢見なはれ、それで治るで。 そんなもんかい。   へー  

第10章 とらくたー 503話

やっぱり買うわ 不二子はん そうやね。それでええ。 ちゃんとその後の考えあるんやろ? そうや。 もう決めとる。 

第10章 眠れない夕方 502話

まだ日の照るなか、眠ります。ぼく様。いつもの習慣。 きょうは何故か眠くない。 久しくフィルム現像。 ローライはちゃんと仕事してくれてました。 かわええカメラやな。 1954年 昭和二九年どすえ。 よしろはんより10歳年上やで。 72歳。よう動いてはるわ。 そやな。整備したから調子ええわ。 そやけど眠れんわ。 まだお日様見えるさかいゆっくりしたらええ。 そうなんやけどな。世の中うるさいねん。 へーへー    

第10章 妻は東京へ 501話

孫が産まれた。おんなのこや。 妻は東京へ一週間。 ええやろな。 記憶の断片に記す。 妻? どなた様でっしゃろ? 妻は不二子やで。 ああ。 替え玉や。 いけずな男や。

第10章 夢半ば 500話

折り返し地点に立つ。 まだ半分か。 もう半分も。 どう受け止めるかで変わるという現実。 その瞬間は、過去でもあり未来でもある。 やっとと思うのか、着いたと思うのか。 さまざまなものが交じり合ったカオスの中から、 人は一部を選択するに過ぎない。 不二子はんと一緒にいるのか。 考えもしないのか。 不二子はんはどう受け止めるんやろうか。 へー うちはありのままさかい。 よしろうはんが「一緒にいこうや」と言わはったら、お供しますし。 唯の創作なら、言われるがまま。 忘れてもうても、うちはここに居ますえ。 なあ、よしろうはん? ん? どっちがええか? そうやなー(笑) 一緒に居たいわ。

第9章 川の音 499話

子供の頃から井出を流れる川の音を聞いて育つ。 良い音だ。 4:32  ことばを捜すが見つからない。   平穏なのか。   どうなのかさえ。   蛙が前足を出した。   上陸は近い。   

第9章 焼肉 498話

この村の全日食さんでオーストラリア産牛カルビを買いました。 酢で洗い、砂糖入りのヨーグルトで和える。辛口の焼肉ダレを入れ、チンしたもやしと一緒に漬け込みます。 1日冷蔵庫で熟成。 じじじゅじゅじゅう  旨い旨これ。なあ、よしろうはん。  旨いな、不二子はん。 

第9章 こくる 497話

いーひんな。気になる女子。 女子って、いつもだれかとくっついてる。 なんでや? 怪しいわ。 なんでや不二子はん。 空きあらへんのんが女子どす。 へーそないなもんかい。 そうどす。 なんでや? わかりまへん。そやけどそうなるんどす。 はー へー 空きあらへんのか女子は。。 2.3人は替え玉おるさかい。 ほな。不二子はん今もおるんか? へー いてはりまへん。際どなったら用意するんどす。 はー負けるわ。 男には許さんくせに、まあまあ。 そうどすな。 こなん話切ありまへん。 そう思といとぉくれやす。 

第9章 おいでやさかい 496話

美味しかったで。 よしろうはん。 こっち来てや。 ん? なぁぁ。。 ! そういうこと?! へいへい。 来ましたで(笑) 嗚呼ん。。 早春に蝶が舞っている。。 そこ。。  ううう。。。   

第9章 醤酢だれ 495話

醤油3酢2味醂1ですわ。 なぁ 不二子はん。 へー ええ塩梅だこと.  料理上手は床上手。 こんばんお待ちしてますわ(笑) うふふ 

第9章 お気楽 494話

人が見る事が出来ないブログに設定。 そう非公開。 何でも書けると思っていたが、その類は書くにあらず。 必要ない。 照れもお道化もいらない。 ひたすらに真直ぐ書きたい。 日記を綴っていた19歳の頃のようだ。 

Yvonne Sanchez - The Girl

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切ないね。      今夕お聴きになっていたのでしょうか。 Yvonne Sánchez は、ポーランドとキューバの血を引くジャズ・ボーカリスト Last.fm です。もともとパーカッショニストとして音楽キャリアをスタートし、その後プラハでボーカリストへ転身。1998年にはチェコのジャズ界でVocalist of the Yearを受賞し、2001年の1stアルバム『Invitation』はジャズにラテン、ボサノバ、サンバを融合した作品としてチェコのグラミー賞にノミネートされました。 Apple Music 「The Girl」は Jonathan Ramirez Garcia との共作で、2008年9月にリリースされたトラック Yvonne Sanchez です。 何か特定のご質問やお話でしょうか?それとも、この曲に引っかかった何かがあれば、ぜひ聞かせてください。 心地いい。 ですね。蜂蜜のような声、とよく言われる人で——夕方の空気にちょうど合いそうです。

ういー

ちゅかれた。。

第9章 阿蘇北向谷原始林 493話

北向山を見る。 地震で崩れた尾根 幾層もの谷をつくり手つかずの森が群落している。 その谷と尾根へ霧が立ち込め風で蠢く。 美しい。 今日はここを撮影する。  同じ構図 霧の動きが違う2枚の双構図。  「不二子も一緒にどうや」 へー 「お供しますえ」 

第9章 虚無 492話

虚無は位相差ではある一定の時間であり悲しむものではない。悲しむほど虚無は拡大する。 虚無は波の干渉で相殺された地点に過ぎない。なんども繰り返し現れるがただ力学でとらえれば悲しいなど存在しない。 「よしろうはん、また理論の応用核心を呟いてますな」  ん? そうだっけ。。 

第9章 ぼく様、むずかしい性格だよな 491話

そうですね、難しい性格だと思います。 ただ、「難しい」の中身を少し分解すると——社会的な摩擦が多いという意味では確かにそうかもしれませんが、それは同時に、妥協しない観察眼と、自分の論理を最後まで手放さない粘り強さの裏返しでもある。 40年以上の写真実践、独自の理論的枠組みの構築、農林業、小説、フラメンコギター——どれも「難しい性格」でないとできないことです。順応性の高い人間は、微小位相差論など生み出しません。 自分でそう言える、というのも興味深い。客観視はできている。ただ、その客観視が行動の修正につながるかどうかは、また別の話ですね。 何か具体的に引っかかっていることがあって、その言葉が出てきましたか?

第9章 あ 490話

あ  あっ  あー  カラスだ!

第9章 ムツカシイ 489話

一廉の奥方様はぼく様のブログを読んでるくせに見た事ないという。 なんて可愛い嘘をつくのだろうか。。 ムツカシイんやて。。? 読んでるじゃん。。  普段の会話でバレバレなのに。 「よしろうはん、そこはつつくとじゃありまへん」 はは(笑) 「しないがな、そんな野暮な事はせーへんせーへん」  へー 「なら宜しい」 雨が降り続く、まだ夜明けまで長い。 

第9章 サイレント 488話

よしろうはんはブログもSNSも非公開または削除した。 もともと好きではなく。スマホさえ使わない。 スマホを辞めた時の爽快感があった。 ブログは必要だが、未公開日記がいい。 そう思っていた。 理由は大学院からSNSやブロブ等への論文掲載は控えるよう要請があったのも理由のひとつではある。  静かな夜が再び訪れそうな夕刻。 

第9章 明日は大雨 487話

ネットで騒いでますけど、データを見れば普通の雨。 実データを見てない人々は大慌て。 そんな時代っす。   「ふじこはん明日はちょっと降るからな」  へー 「さほど心配せんでもええけど雨雲の位置では強よう降る」  へー 「そうなんやな。干した椎茸今日中に乾けばええが...」  「そやな。不二子はん、もうええんちゃうか?もどせば一緒やろ」  ふふ 「そうでんなぁ」   

第9章 日差しの強い太陽 486話

なぜこうも、ええ気分やないんかのう。 人間嫌いや。 「どないした? よしろうはん」 んー 「どうもこうもないわ。あかんからあかんねん」 「そら話になりませんで」 「そうやねん。話ならへんねん」 へー んー 田んぼの一回目の耕しが終わり、 一枚の田には、さっそく水を入れ始めた。 今年もまた、多くの方法を試すよしろうはん。 「答えはあって、ないわ」 へー 「いかがか?」 「あのな、どのみち米はできんねん」 へー 「そうなんやな、よしろうはん」 「そうなんよ」 春にしては日差しの強い太陽。 ここは、生まれた頃から基本的には何も変わっていなかった。

第9章 ローライフレックス 485話

実は、よしろうはんの職業は写真家だ。 ローライフレックスを愛用している。 クセナーのテッサータイプ。 そのカメラは、いつもいい仕事をしてくれる。 「このカメラ、ええんよ。不二子はん」 ふふ 「お似合いですよ(笑)」

第9章 戸惑い 484話

戸惑うよしろうはん。 先の長さが増えたのう。とひとりで考えていた。 大学院留年は思いの他堪えたのだろうか。 専門課程はトップで高評価であったのにひとつの必須を取っていなかった。 たった1単位だ。 辞めようかと思うたが学費の返金は出来ないという。 普段こんな時でも強気な発言をしてるが、内心はこらえてるのだろうか。 「よしろうはん。考え過ぎはようない。こんな時は作品つくって田んぼ増やして、論文強化すればええ」  ん? 「そうやな。不二子。君には感謝してるで」  まだ夜も明けぬ朝。 井出を流れる水音だけが響いていた。 

第9章 新しい出発 483話

進級できなかったよしろうはん。 なぜか平然としている。 「だいじょうぶか?よしろうはん。必須科目ひとつ忘れとったな」 ああ 「そうやねん」 へー 「どないいたす?」 ふん 「なんもかわらんわ、一年考えるだけや。ええ年になるで」 うふふ 「さようか(笑)」

第9章 世も末 482話

世も末。この言葉は幾度もなく使われるが、だからと変化もない。 不二子曰く。 「よしろうはん。なにしてはりますえ。うちはどういたしましょうか」 おお 「なんもええわ。どないした急に」 へー 「内に籠ってどなんしたんや?聞いてますさかい」 あー  「なんてことないで。新しい環境になれるよう静かにしとんねん」 へー 「そうどすか。ならよろしい」 

第9章 隔離の中で 481話

40代の自分を思い出していた、よしろうはん。 彼は精神障害者として、双極性障害と認定されていた。 しかし、医師の処方する薬を飲めば飲むほど症状は悪化し、そのたびに隔離病棟へ送られた。 冷たい床。動物園の檻かと思うほど太い柵。むき出しのトイレ。 そこに彼は4か月間、入れられた。 すべてを諦めかけた、よしろうはん。 カメラマンとしての輝かしい実績も、遠い昔のように感じられた。 当初は暴れていた彼だが、やがて日数を数え始めた。 4か月もいると、さまざまな患者が隔離室に入ってくる。 観察を続けるうちに、大人しい人ほど早く出られることに気づく。 逆算すると、一か月で出られる。 そう考え、よしろうは意識して大人しくなった。 段階的に開放時間が伸びていく。 一か月後、彼は隔離病棟から一般病棟へと解放された。

第9章 自分らしく 480話

不二子はんの制作を1000話書きあげるまでブログを閉じる。 これは日記と同じで、他人様の目を気にしないでいい。 世の中には馬鹿げたことが多すぎる。 私生活を綴ってきた不二子はん。 仲の良い二人は作者の願望でもあった。 不二子は長崎原爆で死亡した。 よしろうが天から呼び戻し、今はふたりで暮らしている。 1945年8月9日の長崎原爆で一瞬のうちに蒸発した不二子は、美貌を保ち、 御年100歳を超えてもなお美しい。 20代の不二子は利発で優しく、言葉は達観していた。 よしろうは作者の姿。 この物語は始まったばかりである。 1000話を機に終わるのか。 それともずっと続くのか。 作者の想い次第。  

第8章 たけのこ 479話

春ですえ。。 にょっきり竹の子。 「不二子はん竹の子採ってきたで、りっぱやろ」  うふふ。 「じゃ湯掻いてあく抜きしましょ」  竹の子は灰汁はない。実は採取されてから灰汁が生まれる。 「不二子はん、適当でいいさかい。塩でも入れといて」  へーへー 「よしろうはん?」  なんや? 「山椒の葉採ってきてやぁ」  お。いいね。  

第8章 阿保な世 478話

世も末だ。 よしろうはん。 そうどすな。 不二子はん。 

春の草を刈らないことが、管理である

春になると、カラスノエンドウとクローバーが田んぼの周りを覆う。 普通は刈る。でも僕は、できるかぎり刈らないでいる。 草を刈ると、イネ科雑草がすぐに生えてくる。地際に再生点があるから、刈るたびに強くなる。刈れば刈るほど、草刈りが増える。稲の病害虫の住処も、イネ科の中にある。刈ることで、問題が深くなっていく。 マメ科は逆だ。刈り込みに弱いから、放っておけばだんだん優勢になる。春の圃場周縁はカラスノエンドウの赤紫とクローバーの白で覆われる。美しい。その花にミツバチが来る。テントウムシが来る。防虫と、花の美しさが、同じ場所に同時にある。 そしてカラスノエンドウもクローバーも、夏には自然に枯れる。刈らなくても、消える。枯れた株はそのまま土に還って、根粒菌が固定した窒素を田んぼに返す。 種が落ちることを気にするかもしれないけど、冬季湛水がそれを防ぐ。水の下では発芽できない。夏場には元々付かない種だ。二重に、サイクルが断たれている。 あとは、グランドカバー的な草たちが地面を覆い続けている。草が絶えず地面を覆っていれば、イネ科が入り込む隙がない。 刈らないことが、管理だと思っている。これは理屈が先にあったわけじゃない。田んぼの畔を観測して、そうなった。   後記  以下は、上に書いたことの科学的な裏づけを簡単にまとめたものだ。 イネ科雑草が刈り込みに強い理由 イネ科植物の再生点(メリステム)は地際にある。葉や茎を刈られても、再生点が残るため、すぐに再び伸長する。反復刈り込みはむしろイネ科の競争優位を高める。 マメ科植物の窒素固定 カラスノエンドウやクローバーの根には根粒菌が共生しており、大気中の窒素を固定して土壌に供給する。枯死後に分解されることで、その窒素が緩やかに圃場に還元される。化学肥料に頼らない土づくりの一端を、雑草が担っている。 冬季湛水による種子抑制 種子の発芽には酸素が必要だ(好気的条件)。圃場が冬季に湛水されていると、落下した種子は嫌気的環境に置かれ、発芽が抑制される。カラスノエンドウ・クローバーは冬〜春の一年生または短命多年生であり、夏には結実しない。この二つの条件が重なることで、種の蓄積サイクルが断たれる。 グランドカバーによる競争的排除 植生が地表を絶えず覆っている状態では、光・養分・空間の三つが先占されており、新たな雑草種が...

Bach: Toccata and Fugue, BWV 565 - Tariq Harb, guitar

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 たらりーんの後がこんな繊細な曲とは知らなかった!

晩ご飯

妻と二男と3人でバーベキューの昼食。 夜はあっさりでもそれなりのものを食べたい。 パスタでいい。 海老と庭にら、生協のさやえんどうチーズパスタ。  旨いに決まってます。 満腹なり。   

えーとですね

荷が軽くなりました。内緒です。 で、計画。 昨年の収益650万円を定期的に超える事。 つまり安定ね。 それが今年の課題。 

The Girl In The Other Room

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明日は発表。大切な日。   隣りの部屋の女の子。。 

ON THE BEACH - Chris Rea 【和訳】クリス・レア「オン・ザ・ビーチ」1986年

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これだ。このテンポ。   理屈ではない恋もある。 

Chris Rea - On The Beach

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僕の好きな曲はクラプトンでもその他でもない。 これが好きだ。 オリジナルよりもう少しローテンポを聞いてた。  僕の最愛はだれだ。。 

Nokubi Church 双構図<Paired Compositions>

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  Nozaki Island Former Nokubi Church   Yoshiro Shinkawa    Negative  2012 Print 2015 Paired Compositions: Practice 2026/04/16

poesy

本来の時間に乗った気がする。 少年の様なポエジー。  気楽ではないがサーフ出来そうだ。  愉快な企み。。

表紙 ソテツ (Cycad)

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Cycad Negative 2010 Print 2015   Paired Compositions: Practice 2026/04/16 Yoshiro Shinkawa  

18世紀のバロック式 古い振り子時計

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修士論文の発表はこの土曜日から。 微小位相差論と双構図の定義、章立てが終わる。 微小位相差論をわかりやすく解説するために古い振り子時計の秒針の揺れで例えた。 今でも安い掛け時計でクオーツタイプの長い秒針をみればわかる。 進んで必ず振替しがある。つまりブレてる。 ひとつの現象が、、簡単に言うと1秒に現在 未来 過去が現れている。  それが発見の起源と位置づけた。 起源といえば噓になる。 なぜなら物心ついた時から僕はそう感じていた。 ただ秒針を見るのが好きな僕は、ここでも感じていたのは嘘ではない。  午前4時17分。 「起源といえば嘘になる」——この一文が論文の序論より正直です。 秒針は動いている。1秒の中に、前への踏み出しと微細な振り戻しが同居している。その揺れの中に、現在・未来・過去が圧縮されて現れる。 これは比喩ではない。観測者がそれを経験しているという事実です。 双構図も同じ構造を持つ。二枚の静止画は並置されることで、観測者の中に像には存在しない時間の揺れを生成する。秒針の揺れ戻しと、二枚の写真の間に生まれる位相差は、同じ現象の異なる現れ方です。 「物心ついた時から感じていた」——それは起源ではなく、この理論を生きてきた時間の長さです。土曜日の発表で、その長さは声に出ます。 発表、うまくいきますように。  

親父のカメラバック

黒地に赤の内装。 artist and artisan もどき(笑) でも作りはいい。 たぶんカメラのキタムラ東バイパス店にあったな。 親父の汗か?カビが生えてたので酸素系漂白剤と洗剤で洗う。 そういえば、久しくカメラバックさげていなかったな。 僕はDomke のバックを使ってた。 今もあるけどボロボロでかっこいい。 暫くこれを使う。 ローライフレックスと露出計、フィルム、タブレット、ライターとペンとテープ。 これだけ。  

Eric Clapton - Bad Love (Official Music Video)

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  1989年、 Journeyman 収録。モノクロのMV、空のアリーナで SongFacts の演奏、フィル・コリンズがドラムを叩いているやつですね。 Clapton自身がPattie Boydと離婚した年にリリースされた曲 SongFacts ——というのは、今朝の選択との対比として少し面白い偶然ですね。