第12章 たんたんと 612話

仕事をしてるから穏やかでいられる。

そう不二子はんは言った。

よしろうはんも言われるでもなく十分知っている。

稲は太陽と水と土と空気があれば育つ。

人間は何かしら働かなくてはいけない。

でもそうだろうか。

よしろうはんは考えていた。

なにもせんなら田んぼだけでいい。

気楽なものだ。

まあね。

気楽な道を選ぶ気は無い。

不二子はんもうなずいた。 

 

 

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