第8章 雨っすね 475話
そうか。よしろうはん。決めはったんやな。
やめんでええのに。
ふたりだけやろ、みなよしろうはんに笑顔やないか。
よしろうはんはそういう人やと知ってはいるが。
繊細なようで鈍感なようで、賢いようでそうでも無いようで。
どれもよしろうはんやで。
不二子は見届けますさかい。
でも案さんは答えを知ってはる。
どないことしても大きな流れは変えられんことを。
つまりは。。
どっちでもええねん。
案さんの居心地がええ方へ行きなはれ。
ん?
今起きたわ。
「なんか言うたか?不二子はん」
へー
「空耳でっしゃろ(笑)」
「雨やな、、不二子はん」
へー
「雨どすな。よしろうはん」
「そうか」
へー
「どないしましてん?」
「不二子のひざ元でうたた寝してたら」
へー
「躱すのもなんてことないな」
へー
「揺れなはれ、うちのひざ元で(笑)」
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