嘘をつかねば仏になれぬ

嘘吐きは泥棒の始まり
 、、医者ってどっちが多いのだろうか?
 
私の判断では父は痴呆症ではないかもしれないと見ているが、医者はアルツハイマーの治療をしている。 そうすると皆から父は痴呆症の患者と同じ扱いを受ける。
父は一時期自信を喪失したが、現在は植木などそれなりの創造的な行動をとっている。また、子供が危ない実験でもしてるかのような時もあり、幼児化しているような行動も見受けられるが、決して放ったらかしではなくどうなるかの結果を見届けている。
今では俺はボケていないが口癖で、拒否のために怒っている様に見える。
行動が幼児化することが痴呆であろうか?そういう症状は痴呆症患者に見られると言われるが、本当にアルツハイマーなのだろうか。敬意をもって誠実に対応すると父はしっかりとした答えを返してくれる。

祖母もそうだった。
私には何でも話してくれたが、癇癪持ちの父が怒り出すので、父の言う通りに従って何もしないで最後はベットに何年も寝て暮らし亡くなった。
当時父は祖母に何もするなと言いつけていた。 
それは裏返すと父の母への愛情であったのだか。
 
ある日祖母は言った。
あん人が(父の名を言った)ああ言うけん言う通りにしてるけど、私は呆けてなかつばってん。と、ひっそりと悲しそうに私に伝えた。

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