小屋
とりあえず構造は出来た。
後は屋根とデザイン。
デザインはさて置き、屋根の構造をどうするか。
傾斜をつけて雨を流せば簡単だが、傾斜はわずかしかなく、殆ど正方形の立方体だ。
農ポリで雨が直に落ちる事は防ぐ。
土を屋根に乗せ、雑草やハーブでも植えようと考えていた。
友人の建築のプロに診てもらうが、構造的に5cmの土の層しか耐えられないかもなとの意見。
うーん10cmは欲しい。
確かに土は水を含むと水より重くなる。
16平米の10cmだとすると、水で考えたら1600kg
普通車一台は無理だな。
半分でも800kgか。
友人の意見は確かだろう。
1cmなら160kg
この層で出来るのは苔しかないかもと考えていた時に、芝を二枚合わせて土にする人もいるよと聞く。
後は土の面積を減らす方法もある。
コンテナや木箱を幾つか置けばいいとのアドバイス。
金属屋根でも勾配5度台の2.5寸勾配が限界だと聞く。
私の考えは建築的には無謀なものだとわかる。
ただ、私はやってみないと気が済まないのでやるけど。
でも何らかのアイディアは必要だ。
デザインはどうするか。
基本的に正方形の立方体がデザインだが、他は入り口のドアをつけるかつけないかだ。
野地板が日に焼けた色が美しいので野地板外観。
正面に野地板の目隠しフェンスを作る方が防犯にはいいかもしれない。
目的はかぼちゃのキュアリングなので、隙間や天井下の風を入れる空間はそのまま残す。
張り方は横方向ではなく全て縦方向に統一。
経年変化で自然と枯れた色になり、片田舎にある変わった掘っ立て小屋として溶け込んでくれたらいいのだが。
とかく、この小屋にはいろんな思い出がある。