第13章 ばんごはん イカゲソのお好み焼き 626話

あらまあ、よしろうはんめちゃ歯が痛いんやて。あした歯医者さん予約したんやねぇ。
でも、お腹は減るんや。歯が痛いなら、お好み焼き……って、まあ柔らかいからええんかな。
そうしましょ。 

豚こま高いわ、なんでやねん。特売のイカゲソあったからこれでええわ。ゲソ切って、切れ目入れて、味醂ちょっと、あじ酢もちょっと。はい、寝かせとこ。

キャベツはひと玉。ざくざく切って、全粒粉あったから入れて……あら、足らへん。薄力粉も足して。混ぜて、卵……あれ、卵ないやん。まあ、ええわ。かつお節?ないし、白だしあるわ。ゲソ焼いて、具材入れて、焼いて……あら、ちょっと崩れた。でも、ひっくり返したら分からへんわ。ほら、できましたでぇ。

からしつけて、ケチャップかけて、ウスターソース……ないやん! 今日はないもんばっかりやねぇ。醤油でええわ。マヨネーズかけて、青のり……あら、これアオサや。まあ、青いしええか。

ちゅちゅんがちゅん。電線に雀が三羽とまってた......

へーいただきます。……あら、ちゃんと美味しいわ。

「どないどす?よしろうはん」 

「最高やで、不二子のお好み焼きは旨いし、歯も痛ない」 

うふふ

「よござんした(笑)」 

粉が多いとあきまへん。卵も入れすぎたら重たいし、キャベツはうちの顔位でちょうどええ。
全粒粉は重たかったわね...薄力粉が一番やわ。 

 

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