銀塩写真
注文していた印画紙をやっと発送して頂いたようだ。
今回はなんとか送ってくれたが、私が使う印画紙が手元に来るまでに2年ほどかかった。
チェコ製のfomaと言うメーカーだが、海外のアマゾンでさえ手に入らず、SILVERSALTさんでようやく手に入った。しかし国際輸送中に水漏れ事故で税関と郵便局で長い間検品されてたと言う。
印画紙を手に入れるのにも一苦労するようになり、時代の変化を痛感した。
それでも、私が本当に欲しい印画紙は手に入ってはいない。
今回は新しいバージョンの印画紙の様で、旧式は生産している事はメーカーサイトで確認しているが、小売店ではほとんど見かけない。
LITH PRINTは印画紙ありきの技法なので、そろそろ出来なくなる可能性は高くなってきた。
私としては特定のバライタ印画紙が生産される限りは続けたい技法なので、使えるものは使っていきたい。
フィルムも3倍以上の高値となった。
しかし私はフィルムでなければ出来ない表現方法を選択している。
銀塩写真の終焉を感じながら、それでも最後の最後まで銀塩の技法にて作品制作できれば幸いだ。