高度な農業生物多様性へ

米が生産物の品質重視では無く環境再生を目的に取り組んでいけば、結果高品質な米が出来たように、今後は畑を同じ考えで行う。

私の言う高度な農業生物多様性とは環境負荷低減の再構築と環境再生から始まる。
ハイテクノロジーでは無く、環境負荷が非常に少ないローテクノロジーからの再出発であり、そこからの発展。
最終的には私の稲作の様に外部からの人為的な施肥の必要がなく、自然に萌芽して実を成らす事さえできる。
そして慣行農法以上の収穫量を達成。
農薬の使用を他者に迷惑がかからない限り行わない。 
絶対的な環境保全思考の作り手の意志と生物多様性環境で行われる農業。
それこそ次世代で目指している農業の一例でもある。
二次的自然の圃場でそこに生きる全ての生物のバランスを保つ事が目的であり手段となる。
 
幸い私には写真家の目がある。
見逃さないよういつも注意しているが、逆に学ぶことが多い。
ただの雑草だが、その可憐な花の姿に私は心癒される。
それこそ大切であり、私は雑草からのメッセージを汲み取る。

私の農業は決して自然農法などのカテゴリーには収まらない。
そのような制約のある農業には今後も興味はない。
例えば、耕起するたびに違う雑草が生える。
それも大切な種の多様性であると私は考えている。
自然ではない。
人間が管理するまたは関与する二次的自然である事で成り立つ環境が農業の圃場だ。
そうでなければ生息できない生物も数多くいるのだから。
人間は自分自身が地球という環境の中の一部の生物であることを忘れている。
 

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