第二巻 第六章 禁断の出口 三六七話

よし、飛び込むでぇ。

あかんて。

なんでや?

ここしかないやろ。

そこ落ちたら、もう戻られへんで。
やめとき。

ぼく様、決めたんや。
芳朗と決闘するで。

あんさんには、でけへん。
降りておいでさかい。

何する気やろな、よしろうはん。
僕と決闘?

勝ち目あらへんで。
僕、怒ったら、強面さんも逃げるで。

そうや、よしろうはん。
降りて来なはれ。

……そうか。

足、震えてるやん。

あんさんは、ええ人のままでええ。
めんどいことは、芳朗に任せとき。

……そうか。
……そうする。

はは。やっぱりか。

そこは禁断の出口や。
閻魔さんと決闘して、勝てたら思うようにできる。

一般人には、無理やで。

不二子。
僕、飛び込むで。

はよ、飛び込め!

へーい。

どぼん。
どぼん。
どぼん。

やったで、よしろうはん。
やっと、穏やかに暮らせるで……。

以降、芳朗こと僕は、
暫く劇中に登場しなかった。


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