無農薬 乾田直播除草について

乾田直播は除草剤ありきの農法と知られているが、私は無農薬で成功している。それはなぜか。
 
乾田直播における雑草抑制の要因:藻類の役割
私は乾田直播において雑草が予想よりも少ない要因を調査していた。これまでジャンボタニシによる効果だと考えていたが、実際には異なる要因が明らかになった。その主な要因は藻類であった。
私のアプローチは、稲刈り後から翌年5月頃まで田んぼに水を溜めている。この期間に藻類や、春先には珪藻類が発生する。その後、田んぼを一度乾かして耕起し、播種を行う。播種後は水を入れたり出したりする管理を行うが、この時期に雑草が大量に発芽する。しかし、稲の苗が成長し始めると、深水管理に移行する。
深水管理に移ると、水流が発生し、藻類の胞子が田んぼ全体に拡散しやすくなる。また、水深が深くなることで光合成に必要な光が弱まり、藻類が表土を覆い始める。この藻類の層が、発芽した雑草に絡みつき、水中での呼吸や光合成を妨げる。その結果、雑草は死滅する。
一方、この時期のジャンボタニシは活動が不活発で、体力を回復するのに数週間を要する。そのため、深水管理下でも稲への食害リスクは低い。
 
以上の要因が主である。その後は活性化したジャンボタニシが藻類も雑草も食べつくす。 

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