農家の仕事はもっと評価されていい。

正直写真の仕事の収益率とは比較にならない程農業の仕事は低い。
今の量の仕事をしていれば写真では地方でも1000万を超える年収だが僅か5分の1程しかないのは何故だろうと感じる。農業では儲からないと言う仕組みは如何なものだろうか。もちろん補助金を積極的に活用したり圃場面積を更に広げれば1000万以上の収入にはなるのが農業でもあるが、機械購入費用や経費、人件費がかさみ圃場を広げても利益率は低いという農家の意見をよく聞く。
私は一人の作業で1haの面積でいかにして収益を高めようかと試行している。
卸や農協に出さず、買い手に直接販売が最も高値になるので顧客を増やしたり直販店との契約を進めている。また麦は加工食品を開発したり価格の高い嗜好品扱いの商品も手掛けたい。
補助金に関しては農薬化成肥料不使用に支障がないなら積極的に導入したいが、田んぼに冬水を張ること以外は農協が絡んでいるので農協の方針に従わない無農薬商品などは買い取らないなどの制約があるという。
米に関して今の品質を保って何ヘクタールを一人で管理できるかも今後の仕事だ。
今年3haを管理して出来る事がわかったが、せいぜい頑張っても5haではないだろうか。
基本的に食糧や食品なので高くする事は出来ないし、私は無農薬だからと極端に高く売る事もしない。
まだまだ課題は多い。
しかし、安全な食糧を生産したり環境保全まで手掛ける農家ならもっとアート以上に評価されてもいいのではないかと写真家として自問する日々。

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