Diversity

C・W・ニコルが晩年、皆に語り続けた言葉が、Diversity (多様性) であった。
この美しい国の日本人よ何故気づかないのか。Diversityだよ。それは今だよ!今しなければ手遅れになる。多様性をもっともっと考え大事にしなければこの国の自然は崩壊して決して元には戻らないよ。と熱く語る姿をテレビでみた。
 
彼の事は昔から好きで開高健と釣りをしては酒を飲み、大自然について大いに語る本や雑誌を見たり、小説 風を見た少年という本を買っては読んでいた。 
余談だが現在私が乗ってるスバルレガシイも実は彼の影響で、彼が若い頃スバルレオーネのワゴン車と一緒に写ってる雑誌の写真がかっこよく、その記憶がずっと残っていた。車を買う時にレオーネを探したが旧車過ぎてなかったのでこの車を選んだ。現在の車は2台目になる。私は彼のファンであった。
 
多様性を認める事は人間には非常に難しい。
しかし今の時代に多様性を認める事、そして人間が主体の多様性以外の世界や、強者が容認するような思惑以外の多様性の存在が大切になる。しかし実践するとそれまで気づかなかった事に直面するだろう。支配でも共生や共存でも容認でもない。抑制や淘汰も必要である。
全く価値観や性質の異なる者同士がどのようにして生きられるのだろうか。
例えば弱者を強者が認め同じ環境で共生する事を働きかけるなど、それは弱者にとっては圧力でしかない。また弱者の保護を過剰にすると全体の成り立ちや生態系が損なわれる。
 
私が思うに変化する事に対応するバランス(均衡)や加減が非常に大事だと常に考えている。
そして彼が最後まで我々に語りかけた Diversity は人の在り方や環境保全にて選ぶべき重要なカードだ。
物質である地球は人間が居ようが居まいが絶えず変化して行く。
人類が地球を蝕んで生物の多様性は消滅したと歴史に記録されない事を祈る。
学士でしかない平凡な私でさえ出来る事はある。
今後も同じ遺志を受け継ぐ一人として働いていく。

 
 

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