ノビル

ノビルはヒガンバナ科ネギ亜科ネギ属の多年草。

ある畑を見た。
ノビル畑であった。
カボチャを含めウリ科植物のコンパニオンプランツはヒガンバナ科ネギ亜科ネギ属のネギやチャイブなどがある。
ノビルも同じかと考えた。
ノビルは花は咲くが種が余りつかないと記されていた。
鱗茎が1年間で1球が4球に分球して増えていくという。
幸いノビルはこの辺りにはどこにでも生えている。
圃場ではどこの国の野菜でも育てるが、雑草化して野放しで育てるには気を遣う。
外来種がはびこって野生化してもらっては困ることが多い。
 
不耕起栽培を試験する畑にノビルを数百株移植。
トラクターで耕起を繰り返す畑にミミズは居ないが、畔のノビルの根っこは相当に茂っていて土が柔らかい。
モグラの穴やミミズも見かけた。 
畑の生物多様性は雑草の植生が最も大切な要素である。
また耕起しないという条件が多くの小動物が住める環境になる事も事実。 
ただ目的が食料の生産をする畑であるという事。
私はもともと雑草を生かす草生栽培を好むが、余りにも茂るときはショートカットで対応する。
根っこから雑草を引きぬく事は、近年の外来種以外余りしない。

 

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