在来種のチャノキ

家に古くからあるチャノキをカットして挿し木を始める。
本数は30本。
古典的な手法でクローンができるわけだ。
このチャノキのお茶は美味しいが一本しかないので少しのお茶しか味わえなかった。
これで数年後は我が家分くらいのお茶は飲めるようになるだろう。
その他、他の家でも古いチャノキが生垣のようにして残っている。
いずれまた拝借したい。

最近常に思うことは在来種の素晴らしさだ。
品種改良されたものはその種の仕様に従い栽培しないと上手く出来ないようになっている。
多くは多肥料栽培となり病気になるので農薬が必要だ。

在来種の赤大豆が一晩水につけるだけで発芽する姿を見て、私は生命力の違いを感じた。
翌日播種したあと晴天が続いたが水を与えなくても3日もせぬうちに土を盛り上げ双葉の姿を見せた。
在来種は世代を繰り返し適応するために変化したものを人間が選抜したものだ。
その種に適した環境では何もせずして生きるために成長する力がある。

見ていて感動さえ感じてしまう。

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