凡夫に金は回らない 88話

鑑真はんが唐から日本に行くのを決意されたのが55歳。それから幾度の妨害や難破など受け、疲労や病で失明するが11年後来日し、66歳には日本へ渡る。その後東大寺唐禅院に住して戒律を広める。唐招提寺を759年に創建。763年没す。75歳。

えらいな不二子はん。そうどすな。鑑真大和尚は子供のころからすきでのー。記憶にあるわ。わて60歳やけど、和尚はん。わかいなー。11年もの間何回も妨害されて難破して行きつかんでも諦めんし、わてできませんわ。それで失明したんやて。わてあきらめるやろな。そんで活躍されて、死ぬ間際には立派なお寺さん建ててな。偉いもんや。こういうのを金は天下の回りもの?言うんやろな。そうやで?よしろうはん。金はあんたが稼ぐもんちゃうんどす。回ってっくんねん。あんたが立派やなら、金は向こうからくんねん。今来とるか?お金回ってるか?唐招提寺建てれるか?ぼちぼちやろ? 
わかったわかった不二子はん。とりあえずぼっけっとした老後は送っとらんわ。かちん!!

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