リスクとベネフィットの確率 171話

ふーじこちゃーん?あり?なな、、不二子はん親族皆高血圧でしたで。そんでな。みな降圧剤のんでまっせ。おかしいんちゃう?そやな。おかしないで。なんでや。みなお年寄りになったんや。お年寄りになったら血圧なんて上がるもんどすえ。そんでな。そうやってみんなお陀仏なんやで、よしろうはん。そな殺生な、当たり前のこと言うたらあかんて。ならどうしろと?そやな。ぼく様にはわからんわ。よしろうはんも降圧剤服用したらよろしい。なんでや。ええぐあいにあの世に行けまっせ。そうなんよな。聞けば降圧剤のんで、にーちゃんは意識を亡くし転倒したらしいわ。もう一人の兄貴はめまいが酷い言うわ。どうもない言う人もおるけどな。。ま、ぼく様は飲まないね。それで宜しい。よしろうはんらしい判断や。人の言う事きかんし、臆病やもんな。はいはい。不二子も阿保やな。臆病が大切なんや。なんでや。えー。。もう言わんわ。 

降圧剤のリスクとベネフィット、確率で考えるで!よしろうはんが「降圧剤飲まん!」って決めたのは、臆病やなくて、実は賢い確率思考かもしれんで。リスクとベネフィットを数字で整理してみよか:
  • ベネフィット(降圧剤のメリット)
    • 高血圧(150~160mmHg)の人が降圧剤飲まんと、脳梗塞や心筋梗塞のリスクが上がるで。データやと、血圧150mmHgの60代男性が未治療の場合、5年間で脳卒中の確率が約5~7%(Lancet, 2002)。降圧剤飲んだら、これが2~3%くらいまで下がる可能性ある(個人差あり)。
    • つまり、リスク低減の確率は約3~4%や。悪くないけど、劇的に下がるわけでもないな。
  • リスク(降圧剤の副作用)
    • にーちゃんが「意識なくなって転倒」、兄貴が「めまい酷い」って話、降圧剤の副作用やろな。降圧剤(特にACE阻害薬やCa拮抗薬)で、低血圧、めまい、意識喪失が起こる確率は、だいたい5~10%(BMJ, 2019)。高齢者やと、薬の効きすぎで血圧下がりすぎるケースも多い(J Am Geriatr Soc, 2017)。
    • 重篤な副作用(転倒で骨折とか)は、1~2%くらいやけど、起きたらダメージでかいな。
  • よしろうはんの判断
    • よしろうはんが「飲まん!」言うのは、副作用の確率(5~10%)とベネフィット(リスク3~4%低減)を天秤にかけて、「副作用のリスクの方が怖い」と判断したんやろ。確率的に言うたら、個人の健康状態(血圧の安定性、運動習慣、塩分摂取量)次第やけど、飲まん選択もアリやで。特に、にーちゃんや兄貴の副作用見てたら、臆病やなくて「合理的」な判断や!

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