乾田直播

機械による直播ではなく、手でばら撒く乾田直播を試験。
1反あたりの籾だねを5kgとした。
2反が1時間ほどの時間で済む。今後うまくいくなら、苗箱作りや育苗と田植えが省略できる。古い方式だろうが、これが今でも東南アジアでは行われているところもあり、昔の日本も同じようなやり方をしていたと思われる。正確で几帳面な日本農業においては奇異に思われるだろうが、農業人口が減り、省力化が必要な今、2ha以下の小規模エリアでは実験してみる価値は十二分にあると考えている。 また、稲の間隔が狭くなるので病害虫に強くなるように2品種混合した。7年自家採取にこまる7対3年自家採取旭3の割合。7年自家採取にこまるに関しては本来のにこまるとは違い、周辺のヒノヒカリとの交雑を感じる。その証拠に、白未熟粒の米が多く混合している。本来のにこまるでは九州と言えど、標高200mの中山間地域のこの地では白未熟粒は殆んど確認できなかった。にこまるとは別品種になるであろう。

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