妄想

妄想とは現実には無い様な事を思いこんでいる状態ともいえるが、これがそうでもない。
精神科のブログサイトに詳しく妄想を区分していた。 
私はそれを読んでいくつも当てはまる。
私から言えば妄想はただの妄想ではない。
殆んどの妄想は妄想のまま消えていくが、いくつかは現実でも起きてしまう事を知っている。
デジャブというと現実味がないので一例として。
優秀な写真家はマジックという技法を体得している。
写真撮影で言うマジックとは例えばモデル撮影においてシツエーションの演出であるが、優秀な写真家程その場の空気感の演出に長けている。言葉や雰囲気、テンション、時間、タイミングなどを巧み使う。クリエイティブな世界を現場で演出すると目的に合った写真が撮れる。
これは妄想や思い込みの世界を利用している世界の一つ。

私は、妄想を精神障害の症状の判断とする事は実際に同じような症例が多いのは認めるが、反論もしたい。
経験や知識のない人から見れば勘違いを起こしかねない。
それがその人の才能であるならばどうであるだろうか。
私は特に子供たちが危険にさらされていると考える。
 
私は精神障害者を病棟に閉じ込める事についても疑問を感じている。
50年前は障害者も健常者も共生というより共存していた。 
共存という理由は偏見と悪意さえ同席していた事実を知っているから。
あの人は気違いだから、という差別の事実もあった。
 
現在は閉鎖病棟に入れて世間と遮断される方法が多い。
しかし、成人ならともかく最近は子供たちが多い。
これでは将来、才能あるものは生まれ育つのか、本当に平等なのか非常に不安を覚える。

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