蟻の決断

世の中きな臭くて大変だがそれって操作でしょ。

さてそんな情報に無関係な日々を送る私だが、とある蟻の集団をずっと観察していた。 
その蟻は庭の金魚水槽の下に巣を作っていた。蟻としては水槽が上にあるので温度変化の少ない快適な場所であったのかもしれない。しかし私が水槽の水を入れ替えるたんびに蟻にとっては洪水となり幼虫たちを外へ運び出す必要があったらしく数百の蟻たちが右往左往していた。
早く場所を変えればいいのにと私は思っていたが、蟻の気持ちは無視して毎日水の入れ替えをする。いったい何時になったら蟻はこの場所を離れる決断をするのだろうか?
そして数か月がたち、夏になった。

或る日水槽の水を入れ替えるが蟻の右往左往する姿が見えなくなっていた。
蟻は移転を決断したのだった。
 
さて、勿論操作したのは私だが時世と無関係にはなれない事ぐらい知っている。
でも人間は蟻の様な決断を出来ないだろう。
苦難があってもそこに留まるのはいかに。

コメント

このブログの人気の投稿

Playlist,,Deep House,Music Played in Louis Vuitton Stores

修士論文草稿 8000文字ver.002

次の世界への遷移 ― 微小位相差理論による意識の再配置と存在論的工学の可能性 ―

やっとだぜ。

微小位相差論 理論から写真論へ。