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昭和のままの街を歩く
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見知らぬ街を歩く。 昭和の佇まい。 閑散とでもなく賑やかでもないが、街はまだ生きている。 穏やかで心地いい感覚は久しぶりだ。 なんだかいつもあくせく働いてきたように思えた。 遠くにラーメン屋が開店しているのが見える。 そこだけ蒸気が見えてなんだか活気を感じる。 覗くと数名の客人が居た。 早いけど美味しそうだからと店の暖簾をくぐり引き戸を開ける。 やはり懐かしい感触。 空気が張り詰めていない。 ゆるさではなく昭和の平常な様。 店の店員は穏やかな笑顔で接してくれて、言葉には無駄がない。 かといってなんだろうか、間合いの時間がゆっくりしている。 特製ラーメンを注文。 店主がハイヨとにっこり。 味はここのはうまかばいと、よそから来た客と分かったのだろう、隣のカウンターの大男がそう教えてくれた。 本当に美味しかった。 スープを最後まで飲めるラーメン屋さんはそうはない。 大男は、もう焼酎を飲んでいる。 別に昭和時代は普通であった。 自分は山師だという。 クマ蜂(オオスズメバチ)を捕らんとミツバチがやられる。 今年は二箱やられたばい。 今捕るなら親バチだらけかもな。 蜂ん子を食べたかな。 いい話だ。 山の民の暮らしを聞ける。 そう思い昔、椎葉や諸塚の取材をしていた時を思い出していた。 暫く和やかな人情の情景や流れる会話に私も身をゆだねていた。 肯定するわけでもなく否定するわけでもなく。 海に行くはずが山に行ってしまった。 そんな或る日。
ニッケ茶
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このところ毎日一円玉2000枚とか5000枚を記録している萌の里に出向く。 人が多いや。 まあ売れるだろう。 でもこれならもっと売れるはず。 そんな市場調査を終えた後、気になる商品を見つけた。 お茶のコーナー。 ニッケ茶なるものを発見。 でも葉っぱじゃないか? 日本のニッケはシナモンの様な香りがするが、根っこにその独特の香りの成分が多い。 果たして葉っぱで? 半信半疑で買う。 そろそろ寅の刻 葉っぱを南部鉄瓶に入れ水から煎じて沸騰後3分煮詰める。 お茶を注ぐ。 奇麗なうす緑色。 ほのかなニッケの風味。 砂糖を入れてないのに、いい感じの甘さが広がった。 ありだね。 お茶も楽しそう。 ※肉桂 ニッケイ ニッキ この地方ではニッケと呼ぶ。 11月頃になると葉っぱにもその独特の香りの成分が多くなるという。 葉っぱを天日で1週間乾燥して砕きお茶にする。 煎じたお茶は暫くすると褐色に変化する。
夜な夜な
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朝に神田小菊の種を注文しようと奈良県の神田種苗のサイトを見るが、無い? メールで問い合わせると2021年度の種子は売り切れたらしい。 そんなに人気あったのかな。 来年種がないじゃない? それで昼間に今ある神田小菊をくり抜いて種を洗い乾燥させていた。 いつもの様に夜中の12時ごろに目覚めるのが最近の習慣。 ネットばかり見てても何も生産性がないなと思いつつ、種が乾燥してたか台所に見に行った。 乾燥してるな。 でも種の実が入ってるのは半分位だ。 これを仕分けするにはちょっとメンドイな。 水選しても軽いからみんな浮いてしまう。 ボーっと久しくテレビを見ていた。 伝統職人の番組。 感化され種の選別。 まあこんな作業も夜な夜な悪くはない。 その後津軽地方の種屋で青森の小菊南瓜の種を発見。 こんなところに居たのね。 日本カボチャはメキシコ、マヤ文明地域のユカタン半島、アステカ辺りのメソアメリカがルーツなのでこっちへおいでよと。 早速注文。 たかがカボチャだが、私はだんだん楽しくなってきた。
Bossa n' Adele - Full Album! - The Sexiest Electro-bossa Songbook of Adele
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冬支度
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冬は好きだけど寒いのは苦手という軟弱者が私。 なのでストーブを探していた。 でも壊れている。 デザインが好きでなかったので新しいストーブを探す。 本当はね、薪ストーブが暖かいのは知ってるのでそれにしたいけど、屋根を改修する事になるのでまた次回。 昔実験してたけど、燃焼カロリーの大小より遠赤外線の輻射熱を如何に効率よく出すかがポイントだという事が分かっている。 最小カロリーで最大の温かさを得る方法は暖炉の煙突構造を室内に取り入れる事だと分かった。 もう一つは水蒸気。 室内の湿度が高い方が暖かい。 まあ冷めるのも速いけど布団に入ればいい。 で、一番低燃費でお湯を沸かすのに効率がいいのがコロナの石油コンロ。 このままではストーブとしては全く温かくないが、これに煙突を付けると暖かい。 後は水蒸気ね。 多分今ある南部鉄瓶でいいけど煙突に工夫が必要。 まあ、この冬試して見よう。
パンチェッタの季節
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面白い肉が手に入ったのでパンチェッタを作る。 豚の軟骨周りの肉をトライアルで買っていた。 作り方は簡単で塩をまぶせばいい。 好みでスパイスを使うが余り必要ないようだ。 今回はオーストラリアの塩とブラックペッパーのみ。 後はキッチンペーパーで包んで冷蔵庫に入れる。 肉汁が出てくるのでペーパーをその都度変えていく。 少しずつ冷蔵庫の中で水分が抜け乾燥し熟成していく。 最低でも3週間しないとただの塩豚で独特の香りと旨味が出ない。 通常はバラ肉ブロックだが、軟骨付きの肉の塊はどうなるか楽しみ。 料理は息抜き。 頭の中で旨いものを想像しながら作るけど、なんとなくフィルム写真の撮影や現像のプリントの時の感覚に似ている。 いい被写体に出会うと、もう撮る前からいい写真が撮れるのがわかる時の様に、いい素材を手にすると食べたいレシピが浮かび、味も作りながら凡そ想像できてるので味見もしなくて家族に、はいどうぞと皿に盛る。 まあ大概美味しいようだ。