表土に肥料を撒く

野菜の作物を作る時、基本的に動物性肥料は土の中に入れないようにしている。
動物性肥料は植物の養分ではない。
それは微生物の餌であり微生物が分解して初めて植物の養分になる。

土に存在する微生物は表土が一番多く10センチ程まで多く存在する。
植物は始め水分を求めて直根を下に下ろすが、その後栄養分を求めて地表近くへ横根を貼って養分を吸収する。
微生物が多く存在する表土に動物性肥料を置いて微生物の分解をした後雨などで無機物が土に浸透し植物が栄養素を取り入れる。
その方が少ない肥料で済み高効率であり植物への養分の吸収も位置的に合理的だと思える。
土へ大量に投入する事による富栄養化を阻止することができ、河川や海の水質改善が期待できる。

また土の中で動物性肥料が腐敗や発酵時に発生するガスや土中の環境悪化を植物の根は受けなくて済むので野菜は健全な育ち方をし病害虫も少ない。


私の手順は最初に米ぬかや緑肥を土に浅く漉き込み土の炭素物を確保する、次にphを作物の品種によって有機石灰や苦土石灰で調整し、少し時期を置いて多品種の混在する種を表土にばら撒き足で踏んで鎮圧させる。
次に芽が出て来たら米ぬかと少量の鶏糞などの動物性肥料を表土に撒く。
その後は間引きや草取りを始め何もしない。
最初にその作物の育つ適正環境を作ったら自然に真似て播種し、表土に肥料を撒き、自然分解を待って作物の収穫を待つ。

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