投稿

11月, 2023の投稿を表示しています

きりぎりすとやかんと

螽斯と薬缶と   朝の4時過ぎ。 日の出が遅く夏時間に慣れた私は時間を持て余す。 お茶でも飲もうと薬缶に水を入れコンロで沸かしていた。 食卓に置いてあるノートパソコンの目の前には螽斯がじっと動かず食器にしがみついている。 寒いのだろう、動いても のろく胴体を丸めている。昨日採ってきた京菜と一緒に来たようだ。 部屋の向こうからバタンバタンと音がする。 父が部屋で何かを探してるようだ。 食卓に来て、手には何本ものベルトを持っているが私を見るなり睨むような形相。 あんた誰かい。と聞く。 私の名前を伝えるが知らないと言う。  そんな感じの日常。 思い出せば我が家も昭和からこれまでと随分と変わったものだ。  

今年最後の麦播種

自家採取した小麦の種があった。 私は当然撒いていただろうと思っていたが、、。 種は買うものだと思っているらしい。   さて、昨日から甲佐圃場の田んぼを耕し、畑状態にするまで土を砕いた。 今朝は少し雨模様。 小麦は1月中頃まで播種できるが、遅くなるほど収穫量は減っていく。   今日播種することにしよう。 トラクターでの移動や作業も冷え込んで来た。

燃焼

これからの季節は撮影と、薪を割りストーブで火を焚いてゆっくりと暮らす。そういう日々が続く。 麹を作ったり味噌や醤油を作り、沢庵や切り干し大根作りと何もないわけではないが時間がゆっくりとなるので私自身を見つめ直す時期でもある。   火を焚く時に、木は1本では燃えにくい。2本あって燃える。数本あるから更に燃える。 人も一人では燃える情熱は生まれない。 さあ。この冬私は何を考えどう行動するのか。 想い描く世界に向かって過ごしながら考え動くのだろう。   生きてる事は燃焼である。火をつけて燃やすのも燃焼だし、微生物が分解するのも実は燃焼なんですね。 くすぶるだけで消えてしまう生き方は今の私には出来ない。

社会的な境界

もはや大衆にすべてを任せたら旧来と何も変わらないより、それ以上の無知な暴君的世界になるのか。 そう実感したこの頃。 現代人は田舎も都会も人種も世界もすべて変わらない作られたフィールドで価値を共有していると言うのに。

表紙 ちりめんかぼちゃ

イメージ
2017年に作っていた縮緬南瓜  7年前ですか。私も随分と長く農業に接してきたな。 記録を見ると2016年から田んぼを耕してるので、8年ですね。 入退院を繰り返す悪夢の様な空白の40代から始めておけば相当な圃場規模になっていただろう。  食の取材が多かったので、以前から農業だけでなくオーガニックマーケットやレストランとゲストハウスを考えていた。  その構想の私有地である圃場で今日もレイアウトを試行錯誤。畑の中でトラックを走らせ道を作ってはイメージし、またトラクターで消す。その繰り返し。 麦を少しばかり植えてるが、その畑を見る周りの農家さんには理解不可能でも仕方ない。

Saweetie - Closer (feat. H.E.R.) [Official Music Video]

イメージ
  人を動かす原理に欲望というキーワードがある。 理知的では数に限界があり、これにはかなわん!かなと思う。 多様性の現代だが、人は動物である事に変わりない。 知的動物ではあるが。 そうだな。 これは一手あるのかもしれない。 地球がピンク色の煙で煙ってしまっても悪くはないね!  正に平安時代そのもの。

初孫

初孫をはじめて抱いた。 孫は可愛いとよく言うが、まあホンマに可愛いものだ。 音楽を流して手をとって踊りのテンポを教えたら、なかなか上手であった。 話せるようになったら更に楽しいだろう。 聞く耳があれば静江お婆ちゃんのように何でも教えてやりたい。 私もとうとうお爺ちゃんなんですね。

切り干し大根のハリハリ漬

4日程天日干しした大根を熱湯で軽く殺菌を兼ねて煮る。たぶん1分も必要ないと思う。ザルにあげて水で洗い絞って醤油と唐辛子を入れて保存。翌日には食べれるけど、多分静江お婆ちゃんの味は違うかな?恐らく熱湯を使わないで水だけで洗って微生物を生かし、醤油や昆布などを好みで入れて保存し、たくあん臭がするまで寝かしていたような記憶がある。 甘みは切り干し大根が甘いのでわざわざ味醂を入れる必要はない。

朝の甲佐圃場

イメージ
  昨日で麦と緑肥の播種を終了。あとは春を待つのみだ。  私はご先祖様から恵まれた環境を与えられ、両親から最大の愛情を頂き育った。 私も十分ではないが更に良い環境の圃場面積を広げて地球や社会に貢献したい。 しかし私はまだまだ本当に長けてる面もあるが、欠点の方が多い。 新しく広げ、開拓することはできるが、どうしてこうも人との同調性がないのか? 白と黒の区分けがはっきりしすぎている。 寛容ではない。 どうすればいいのか。 皆と平等に接するには私は孤高に一人になるしかないのか。 そんな事を思い始める今。  

Doja Cat x Dua Lipa - Levitating, Like That (Mash-Up!)

イメージ
  nice!!

初椎茸

いつかな?そう思っていた椎茸。 先ほど見たら大きな椎茸がなっていました。 今日はしゃぶしゃぶなので丁度良かった。

Wigens

イメージ
    両家の会食時用に、妻にプレゼント。 北欧のヴィゲーンズ キャスケット。 本来は違うが、今時帽子はユニセックスだそうだ。

産業化2

私の圃場と甲佐圃場を合わせれば私は楽に暮らせる。 総面積は約5町。 産業化に当たって大切なことはその仕事をすれば不自由なく暮らせる事を自ら実証することが大切ではないかと思い始める。   稲作は収入が低いというのが農家の考えだが聞けば4から5反と面積が少ない。米の利益が感じられるのは1町を越してからで本来は3町から5町は必要だ。 野菜は反収は高いが安定せず、実働時間が稲作と比べたらとてつもなく長い。この村の唐芋生産を例にすれば1世帯当たりの面積は2町が平均だが生産、貯蔵、出荷とほぼ1年中働く必要がある。 稲作は5町でも小さなトラクターと1人で管理が可能で、年6ヶ月を要するが、実働時間は極めて短い。全国では1世帯10町以上の圃場も数多くある。   1947年の農地改革で小作制度がなくなったが1世帯の田んぼの面積は小さくなってしまった。 現在農家は田を諦めている。其のため耕作放棄地ができ、法人化した大規模農家が現れた。 正に中世時代の荘園と同じ構造が生まれている。 大規模農家が全て有機栽培や環境に負荷のない栽培法をすればいいが実際はそういう企業は多いとは言えない。   さて日本の稲作農業の現状はそうだが、簡単にいうと農家が手放したがっている田んぼが多いので幾らでも圃場面積を広げやすいという事だ。 私も甲佐圃場を100町へ向け大規模化しているが、私自身の圃場も大きくしたい。 手始めに私有地の畑9反に稲を栽培する方法を来年から始める。 自然界にある菌根菌をまぶした種子を播種すると水がない畑でもよく育つそうだ。 そうすると今の面積の2倍以上になる。 目標は3町で十分だ。残り1町もこの地以外で考えている。   稲作でも暮らせると実証し広めて行くことが日本の産業にとって大切ではないか。 主食であり、そもそも農家が居なくなるという世界は環境問題の中でも最も危険な環境崩壊に繋がる。 今の日本の農家は皆、美味しいものを作ろうと日々考え誠実に働いている。  環境の処問題も大切だが農業に携わる労働者がいなくなる世界は末恐ろしい事であることも考えよう。

BIGALLI

イメージ
長男夫婦が来週帰り両家は初顔合わせとなって会食をする。 Takeo Kikuchiのカジュアルスーツの黒を買ったが安過ぎて大丈夫かと心配。帽子が欲しく、八王子の時谷堂ストアから購入。 エクアドル製の黒いフェルトハット。値段がそこそこで高くもないがどうしてどうして。質感も良く被り具合も形もいいハットでした。ビガリはパナマハットとフェルトハットで有名らしくイタリア人が創業者でエクアドル産にこだわっていると言う。やはり本場は違うのか、同じ値段より高い日本製のフェルトハットもいいけど、帽子の形のセンスが凄くいい。  

たくあん memo

 沢庵和尚伝授のたくあんの作り方 ・大根 50本 ・塩分 15-17%   樽の下部に 糠 40% 塩40%   樽の上部に 糠 60% 塩60%     桶の底に糠と塩を撒く     大根の頭を揃えながら隙間無く一列に漬ける     糠と塩を撒く     これを繰り返し最後に上に糠と塩を撒く     最後に重石(軽く)をのせる     6~12ヶ月漬け込んで発酵させればできあがり   随分と塩っ辛い沢庵だな。  沢庵和尚は、天正元年(1573)豊岡市出石町に生まれました。とあるが、乳酸発酵すれば塩分は少なくても腐らない事がまだ伝わっていなかったのだろうか。それともその方が美味しいのだろうか?梅干しみたいな沢庵だな。これは作って見ないとなんとも言えない。 今日は干し大根30本を吊るして、切り干し大根も干して見た。出来上がりの目安は2週間後だそうだ。それから塩と糠に漬け込んで1か月から2か月。

産業化

マルシェがこの前行われ私たちも参加した。 思うにこれは産業化できるんだなと再確認。 最初はオーガニック市場を思いついたが、オーガニックスーパーでもいい。 どちらが市場が大きいだろうか。 少しはその方向も学んで見たい。 オーガニックは高単価より公正な価格で数を増やしたい。 何故なら2%の高所得者よりも98%一般の人に食べて欲しいから。   食物は農薬や化学肥料など無い方が健康に育ち美味しくなる。 適期を無視した栽培法や土壌を無視した栽培法が元凶である。 上記が重なり無理な栽培法をしているので病気が発生し、害虫や細菌を含め生物たちが環境の修正をしているのにも拘らずその害虫を農薬で抹殺している。なんとも本末転倒な繰り返し。 人々は残留農薬や過剰な肥料でできた硝酸態窒素分の多い食品を食べ健康を害する。   有機栽培では無い大規模農場が進む方向性やスマート農業の普及活動などは工業型大量生産方式の最たるものだ。もう時代は変わっている。人類が本気で本質的に環境再生に向かっている中、環境にいいと歌ってテクノロジーが生産者人口を減らしているロジックに皆は気づいているのだろうか?善良な農家の心にテクノロジーが到達できるのだろうか。 企業や人が戦略的と歌っている間はありえない。かつての日本の様に良いものを作って使ってもらう為に励んだり、美味しいものを食べてもらいたいから作っているというという良心的な姿勢がもっと見直されるべきだ。 私はそれが当たり前であった時代を知っている最後の世代なのかもしれない。

おろし大根医者いらず

普通は大根おろし医者いらずだそうだが、大根おろしって、私はおろし金に思ってしまう。 生まれてこの方、おろし大根と言ってきた。   さて。 大根はとても健康にいいそうですね。詳しくはネットでどうぞ。 昨年種を撒いて収穫ぜずに花を咲かせ実を実らせた大根が秋に発芽したものだから大変な数の大根が育っている。アブラナ科ってどうしてこんなにべらぼう!な数の種子を作るのだろう?しかしこれはアメリカの土壌学者が言う大根で不耕起栽培を可能にしたという現場を目の当たりにした思いであった。密に撒いても直根が深く、トラクターで耕すよりも更に深く根を張っている。これを上部だけモアで砕き大根が腐敗してなくなると機械で耕した以上に土壌構造が良くなるそうだ。土壌は裸にならないので現代農業の課題である土壌流出が少なくなる。 アメリカは大型機械、除草剤と工業型大量生産をした結果、畑の土壌が雨で流されたり風で吹き飛ばされたりと深刻な被害を受けているので不耕起栽培へとシフトしている。 綿やトウモロコシ、ヘンプなどは不耕起栽培がとてもいい結果を出している。 大根されど大根、見直しました。

Olivia Dean - LIVE | Sofar London

イメージ
  いいわ。

Barbie - Dance The Night Scene | HD

イメージ
  Nice! 楽しそう!!

大根

なんだろうか。 今年私の畑には大根が無限?にある。。 私がお会いした方、いっぱい食べてくださいますか。 塩麴が2週間後にできる。 大根の塩麴漬や沢庵にしてみたい。

衣替え

今朝はTシャツに冬用の上着を羽織った。 いつも思うが秋は短い。 暑いは嫌だが夏は好き。寒いは嫌だが冬も好き。  いよいよ来週甲佐の麦蒔きを終えたら農業は終了。 来年はまた田んぼを作って欲しいと数件話が来ている。 甲佐法人の目標100町に向かって動いている。  でもそれって1平方kmしかない。 私の目標は有明海の面積だから1700平方kmなんだよな。 甲佐は現在3町。5町超えるまで人員は経営的に増やせない。 まあ、もう少し頑張ればいい。 米はいい。一年の内半年で生産が終わる。 麦もいい。蒔いたらそのまま放置で収穫だけでいい。 衣替えが始まった今考える事は、冬季の収入がもう少し欲しいなと思う。 なんか面白い仕事を2月までしようかな。 働くことは大好きだから。

Dua Lipa - Dance The Night (From Barbie The Album) [Official Music Video]

イメージ
  最近この曲よく流れてる。  イギリス出身のデュア・リパさん。

ヨシ生息の限界域

イメージ
緑川河口天明町の汽水域。 この辺りがヨシの生息できる限界域になる。塩分があっても生息できるので群生を形成しやすい。農繁期、河川の富栄養化の養分を吸収して水の浄化にも大切な役割がある。 ヨシは25‰の塩分の汽水域でも育つと言う。単位は‰(パーミル、千分率)海水の塩分は約35‰ ヨシは、イネ科ヨシ属の多年草。別名、アシなど。 私はよくアシと呼ぶ。  

表紙 有明の海へ

イメージ
朝、妻に甲佐圃場へ行くと言ってトラックに長靴を放り込んだが、有明の海へと向かった。  同じ場所に長く居すぎたら思考がループしてしまう。  写真は有明海河口汽水域の葦の群生と渡り鳥。 今日の海は琵琶湖の湖よりも静かであった。   

表紙 柱状節理に立つ新阿蘇大橋

イメージ
Shin-Aso Ohashi Bridge stands on columnar joints 

これはこれは恵みの雨

ありがたい雨。 麦もベッチも野菜も長い干ばつに耐えて喜んでる事だろう。 川に水が少なく冬期湛水の田んぼも水が満水にはならなかった。 記事にはなっていないようだが記憶では相当の期間雨が降らなかった。  雨の中、試験的に薪ストーブの向きを変えて壁の熱がどれくらいかと試して見た。 やはり石膏ボードを入れないと危険な温度であった。 火を焚いて、雨音だけでなく雨を直接見ながら風を体感しながら過ごす時間はいいものだな。  小学生の頃は五右衛門風呂に薪を入れて燃やし沸かすのが私の当番であった。 その頃は新聞紙一枚とマッチ一本で火をつけていたな。 薪は隣が製材所であったので端材で困ることはなかった。

これは美味しくない。

最近父は私の作る料理を食べるとき、これは美味しくないと言いながら食事をする。 まあ父は昔から私の料理は好きではなかった。 香りが強いのかな?しかし何だかな。と思っていたが、どうも違うらしい。 今日はカフェで会食したが、やはり食べ残すこともなく肉をパクパク食べながらこれは美味しくない、と例の台詞を言っていた。試しに牡蠣のアヒージョを頼んだら、それは要らないとはっきり言った。 はーん、そう言う事か。 時折靴を子供みたいに左右逆に履いてるが、言葉も履き違えるのか。。 仕方ないな。

表彰式

父母の結婚60年のダイヤモンド婚の表彰式が村で行われた。 表彰式?  ちょっと笑ってしまった。 午後からル カフェという近くのカフェで祝いの食事会をする。

さてと

きっとみんな自分のことや色々と忙しんだろう。 それはそうだ。 私も忙しくはしてるけど、もう今はそうでもないな。   今日はお疲れ様と、トラクターとコンバインを丁寧に洗った。 よく仕事をしてくれる。 これがなかったら大変もいいとこ。 トラクターを新しいのを買おうと調べたが高いね。 最近の農機具は500万とかザラにある。  でもそろそろ寿命が来てる。 馬力 x 100時間が理論値の寿命だそうだ。 19馬力なので1900時間。今は1500時間。  残り400時間って24時間使って16日?? 寿命か。  

祖母は偉大だった。

私の両親を見ていると、何もしない。何もできない。 暇だと言う。 今の季節なら色々仕事がある。 干し柿に季節の漬物や味噌作りの準備で大豆を選別したり、冬の野菜を植えたり。釜土用の薪を作ったり。 祖母は病気になるまでいつも何かしら働いていた。 暇なんかあるわけない。 私は幼き頃からそんな祖母の姿を見てきた。 楽しそうなのでいつも何してるの?どうするの?と言っては教わっていた。 優しい祖母はいつも笑顔で教えてくれた。   暇だと言う認識はそれはそれは恐ろしい世界である。 私はそれを十分に知っている。 でも、出来ないとか知らないなら学べばいいし聞けばいいし動けばいい。 言っては失礼だろうが暇なんて、そんな老後はごめんだ。 私は自ら多くは語らなかったが優しい祖母に感謝している。 本当に多くの事を学んでいたんだなぁ。

原水駅周辺

何もない原水駅周辺がTSMC関連の再開発で住宅地になるというニュースをみた。 日の出は6時半ごろなので朝5時に家を出る。しかしまだ何も行われていなかった。 昼間に再確認しよう。 しかし昨日は夜12時頃に眠ったので薬のせいか頭が眠っていて冴えない。 何時ものように夜は8時に眠らなければ写真が撮れないなと感じた。 冬は早朝に狙いを定めて写真撮影へ行く。 結構寒くなってきたな。