施肥をしないでいい圃場作り

野菜と雑草の違いは植物であることに関しては差異はないかもしれないが、 食べれるか食べれないかの違いは大きい。エグ味がなくて柔らかく、美味しく大きい。大きくなるはずの大根を数年無施肥の圃場に種をばら撒いた。 結果はとても小さな大根が出来た。味は良かったが、大根と言うより小カブより小さく、ラディッシュより大きいサイズだった。つまり施肥は細胞を肥大化させ柔らかくし大きくする。
しかし疑問が残る。なぜこうも毎回施肥をしなければならないのか?もっと効率的な方法はないのかと思う気持ちが大きくなっている。南瓜畑の後の麦は麦に施肥をする必要はない。田んぼに堆肥を撒けば城南地区では2年に一度で良い。私の冬季湛水田には施肥を一度もしないで慣行栽培以上の収穫量を得る。などの例は幾つかある。しかし野菜は施肥をしないとなかなか思うように育たない。施肥の量は指南書の半分でかまわないが、全く0では出来ない。やはり何らかの輪作体系を作っていなければ地力はなくなり毎回施肥が必要になる。
 
今年は麦が良く育っている。私の全ての畑に撒いているので麦を収穫後麦わらは膨大な有機物となり還元され地力は増すだろう。その繰り返しで施肥をしないでも野菜が出来る圃場が作られるはずだ。それには多少時間がかかる。

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