私は写真家
国、都市、地方その地域には共通概念や価値観と多様な文化があった。
そして現代はネット、SNSなどの普及で世界中が共通の価値感を共有して動いている。
一方 Lost Diversity の問題はある。
私は現在九州の一地方である阿蘇山に近い中山間地域で生活している。
生まれた故郷であるが現地の人は私が知る昭和期とさほど変わらない。
熊本自体が保守的な性格をもっているが田舎はいい意味でも悪い意味でも色濃く残る。
其れ故、、私はなぜか他人の勝手な小さな世界観や思い込み、偏見でいかようにも見られている。
これまで私はそれらを静観し、公平な人とは交流し、偏見や良識の狭さを感じる人は傍観し、一線を越えたら許さなかった。
私には或る考えがある。
基本的に私の写真のスタンスは私が立って見た世界から環境と生態を記録することが主題。
写真家は中立を保たないと偏った見方をし、間違った方向性の写真を発表する危険がある。
中立さえ立ち位置的には不適切だ。
私は常に霊位に立つ訓練をしてきた。
立つ位置の次元を変えると人々の行動や世の流れ、時に時間さえも変化する。
世を眺めていると、時に全てがコンマ数秒時空が歪んで昔に見える。
全盛期の長島茂雄がボールが止まって見えると語りヒットを飛ばし続けた。
正に訓練からなるものだ。
写真とは面白く、撮った瞬間それは過去の映像を写し止め定着している。
これまで数百万、、数億カットを現像したりプリントしたりモニターを見てきたから先ほど言ったような眼を持ったのかもしれない。
、、ただ言えることは17歳で写真と出会い、世界の写真を学んだ大坂芸術大学時代、実践の商業カメラマン時代、果てしない苦しみの闘病時代、そして写真家である60歳の今も写真を撮り続けている。
しかし、私は何も変わらないのだ。
変わることができないとも言える。
農業は写真の最終目標である環境再生と共生の具現化である。
ダイレクトに環境を美しくできる魅惑的な業種。
写真のテーマである有明海の再生というテーマを生物多様性を核に農業で具現化する事が出来れば世界に広められる。
私の思う環境共生が実現する。
農業とは食料の生産が第一命題ではあるが、或る意味写真よりも遥かに高度で環境再生を具現させる力のあるクリエイティブワークであると考え日々行動している。
Yoshiro Shinkawa
Environmental and ecological records. 環境と生態の記録
Yoshiro Shinkawa Photography 新川 芳朗
Shinkawa Photographic Laboratory
Alternative photographic processes オルタナティブ写真プロセスの研究
Yoshiro Shinkawa 新川 芳朗
CASA BLANCA
Agriculture considered by photographers. 写真家の考える農業
環境共生活動
Casa Blanca Biodiversity Farm Lab. カーサ ブランカ生物多様性農業ラボラトリー
Yoshiro Shinkawa 新川 芳朗