積算温度

植物の成長は日数ではなく温度が重要。
個々の植物の有効温度以上で平均気温の累積を有効積算温度といい、発芽までに100℃必要で、収穫まで花が咲いてから1000℃必要だ。
それは個々の植物によって前後するが概ねそのくらいであると思っていい。 

近くの圃場に無穴農ポリトンネルハウスと黒マルチと育苗キャップのかぼちゃ畑がある。
私は高温すぎると思っていたがすくすくと成長して、今では半月早い私のかぼちゃよりも成長しようとしている。
おそらく高温時は40℃を超えている。
私は暖房を切るのを忘れ晴天時に50℃を超えたことがあったが辛うじて枯れるには至らなかった。
この圃場の栽培方法を私は注意深く見守っている。
この方法が有効なら私の春作のためらいが消えるかもしれない。
 
以下引用
生物の生理作用は基本的に酵素などによる「化学反応」であり、温度によりその速度は大きく影響を受ける。気温が低下すると生物の生理活性が低下し、様々な生理活動が行われなくなり、結果として成長できなくなる。

【有効積算温度】
植物の成育・生息に必要な温度は、一定温度以下では無意味であると考え、基準になる温度以上の有効な温度を積算することによって植物の生育・開花・結実を把握する方法が行われてきた。この有効温度を積算したものが有効積算温度であるが、基準温度以上の有効温度を時間単位で積算するか、日単位か、月単位かで積算有効温度の意味が異なってくることになる。稲作などでは日平均気温で算出するのが通例であり、有効積算温度(℃・日)とあらわすことになる。

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