日本の匂い
何故か今まで無かった感情に浸るシーンが多くなった。 今目にしている風景が知らぬ異国の様に感じてしまう。 そして決まってこの国はいいなと思ってしまう。 私の写真はよく日本ではないみたいだという評価を聞く。 何故そうなったのかはわからないが、センスとはその人の経験や知識から生まれるものだ。 そう言う写真を多く見てそれに傾倒して来たのだろう。 写真を始めて38年にして古典を基調としたオリジナルの領域には達している。 いわゆる日本的なものは見ていない。 私は新しい日本の匂いを感じとってる様だ。 最近に見るこの傾向は大事にしようか。 写真はどう見たか。 何を写したか。 どう表現したか。 と大切なステップがある。 何をどう見たかは最も大切な最初の作業だ。 この訓練を疎かにしてはいけない。 こうして書き留めることも大事だろう。