万次郎カボチャの収穫始まる

牛糞堆肥で出来た無農薬万次郎カボチャ
とうとう収穫の季節だ。
 
圃場を見ると勢い余った万次郎はまだ拡大中だが、もう実の近くの葉っぱも枯れ始め収穫
の適期となった。
今日は物産館など用に100個ほど収穫。
これをキュアリングし、二ヶ月の追熟を行うと糖度20以上の甘い万次郎カボチャになる。
スープやお菓子用に最適なカボチャだ。

明日からは市場出荷用の収穫を次男と朝から行う。
凡そ3000個の6000kgをひと月かけて収穫予定だが、それ以上の量になる見込み。
豊作の年となった。
品質がとても素晴らしく、窒素で大きくなった万次郎ではなく程よい2kgほどのサイズ。 
熊本では万次郎カボチャは美味しくないイメージが定着しているが、適切な肥料で無農薬の万次郎カボチャを2ヶ月以上追熟させたら本来の万次郎カボチャになり本来の美味しさを味わえる。
カボチャに限らず不味い野菜や米は肥料のやり過ぎや農薬によるものが多い。 
適切な環境さえ与えれば病気にも強く安全で美味しいものが自然と出来る。
 
現代の農家は自分で作った作物を食べれないと言う方が多くなってきた。 
農薬の量を世界一使うのは中国や海外ではなくこの日本だ。
農家は形や量を追求し、価格だけを追い求めた生産物を作り続けている。
彼らだけが悪いわけではない。
市場がそう言うものを求めた結果である理由が大きい。
 
今後時代が大きく方向転換していく。
ぜひ見直していかなければならない人や環境のための一番の課題だと私は考える。 
万次郎カボチャは世界に向けて、その豊産性や無農薬栽培可能であることから食糧危機に対応するプロジェクトの一つでもある。

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