めだかの学校3

代かきした田んぼの水を抜き、土に少しヒビが入りかけた。表土が適当に固く安定したので水を掛け流す。清流滝川の水が直接入るこの田んぼの水温は低い。水流がもう少しあればヤマメも放流できそうだなと思ったりもしたが、まあここはめだかの学校だ。生徒は人間の私。人が管理する二次的な自然環境ではあるが、植物やめだかを含めた多くの生物から学ぶことの方が多いだろう。

最初にカワニナやシジミなどの貝類を入れる予定だ。すべて近くの水路や川から採取したもの。さっそくゲンゴロウの仲間が一番乗りしていた。そしてある程度環境や水質、多様性が安定したらめだかを入れる。別の小さな水槽で飼育している親めだかは今日産卵を確認。稚魚を放流してもいい。

近くに蓮があったので移植。ガマも川に少しだけ群落を作ってるので拝借しよう。トンボやカゲロウ達の止まり木になるし、めだかにとっては日陰や天敵の鳥類から身を守る事ができる。蜘蛛やアカハライモリやカエルにとっても住み良い環境になるだろう。きっとコナギやクログアイ、ホタルイ、ヒエも生えるだろうが、田んぼではないので私はいっさい手をつけないだろう。蛇や危険なマムシも非常に住み良いだろうな。出会したくないので畔だけは切っておこうか。

 

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