さて、

私は環境改善の為に生物多様性が重要だと思い行動して来たが、本当に環境を改善できたのだろうか。確かに農薬を一切使わなくても食料を生産出来ているし、米に関しては肥料さえ使わずに慣行農業と変わらない収穫量を実現している。それを可能にしたのは生物多様性による例えばシアノバクテリアの窒素固定、イトミミズやジャンボタニシなどが生産した糞などの有機物であった。その事によって農薬や肥料などの化石エネルギー由来の使用量が無いまたは野菜などは通常より少ない事にはなっている。(それでもトラクターや車の燃料を使用しているのが現実だ。バイオディーゼルなどの新エネルギー利用も考えられるが、私一人で50人分の食料を生産している社会システムの方に問題があるのかもしれない。)

でも疑問が残る。
世界のエネルギー消費そのものが拡大しているので私のやっている事位のレベルが何の役に立っているのだろうか。
なるべくバッテリーを使わない様に携帯も電化製品も持たない様にはしているが、深夜までこうして起きて電力を使っているのが事実。決して私は燃費のいい生活をしてはいないなと思う。
 
エネルギーを使う事が前提なので結局は無尽蔵にあるMOX燃料に頼るしかない方向へ進むという科学者の文献を読む。ならば、エネルギーを使わない生活というものをもっと考えられないだろうか、、。効率が良くなるほどエネルギー使用量が増えているのが人の世だ。

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