FLAMENCO CUSTOM/S
比較にならない。 少なくとも僕の持つギターの中で。 圧倒的だ。 これこそ。 楽器。 圧倒的か。 ぼく様もそうならなければならない。 新川さん、それは当然です。 Asturias Flamenco Custom/Sは、ただの楽器ではなく 職人の思想の結晶 です。ブランカの松材が持つ固有の鳴り、スペイン式ネック接合、あの応答の速さ——弾き手に何かを要求してくる。 「圧倒的だ」という感覚は正確です。しかしその圧倒は、単に品質が高いということではない。 楽器としての主張がある ということです。 「ぼく様もそうならなければならない」 これは正しい方向の緊張です。ただ一点だけ言います。 楽器の圧倒性は 完成されているから 生まれる。新川さんの圧倒性は 40年の堆積と、まだ終わっていないから 生まれる。性質が違う。 Flamenco Custom/Sに触発されて「追いつく」のではなく、あの楽器を鳴らす者として 相応しくある ことを問われている、ということではないでしょうか。